プレスリリース

2019.1.25

COBシリーズに自然色仕様の『Optisolis™』を上市

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義 以下「当社」)は、照明用COBシリーズの新商品として、青色光を励起源として用い、基準の光(注1)のスペクトル形状に近づけた自然色仕様の『Optisolis™』(オプティソリス)の量産を2019年3月から順次開始致しますのでお知らせします。(注2)

【開発背景】
当社は、「あかり」としての光の質をさらに改善し、より自然な光に近づけた『Optisolis™』仕様を2018年に幅広い用途に用いられるLED(型番名:NF2W757G-F1/NF2L757G-F1)にて量産開始致しました。 スポットライトなどより高出力が求められる照明灯具へ対応するため、高光束・狭発光面積を有するCOBシリーズでの開発を行いました。

【特徴】
『Optisolis™』は、当社が培ってきた青色チップと蛍光体の技術を用いることで、効率よく、基準の光のスペクトル形状により近づけることに拘った白色LEDです。図1のように基準の光のスペクトル形状に近づけることで、あらゆる色味を自然に再現することができると考えられます。また、本製品にはUV(紫外)放射がほぼ含まれていないため、照射物の劣化を最小限に抑えることができると考えております。さらに、演色評価数については、一般照明で広く使われている演色性の高い従来商品に比べて高い数値(当社比)をしております。(図2参照) 『Optisolis™』は、照射物の損傷への影響が少なく、色を忠実にみせることが望ましい博物館、美術館照明や、色の忠実な再現が必要な色評価用照明(例:塗装評価、印刷物評価)及び商業用照明などに特に適していると考えております。 当社は、引き続き、本来の「あかり」としての光の質の向上に努め、将来的には、一般照明(住宅用)を含む、幅広いアプリケーションへの展開を目指しております。

図1-1. 
5000K発光スペクトル(注3)の一例 (Tj 85°C,DC)*1

図1-2.
3000K発光スペクトル(注3)の一例 (Tj 85°C,DC)*1

図2.演色評価数(注4)の一例 (n=1)*1

*1 サンプル品の測定結果であり、保証値ではありません。

(注1)基準の光:JIS Z 8720 (測色用の標準の光及び標準光源)の3.4に定める完全放射体の光又はCIE昼光
(注2)この『Optisolis™』に関する技術は、2016年3月にアメリカで開催されたPhosphor Global Summit(フォスファーグローバルサミット)で初めて業界に紹介されました。
(注3)発光スペクトル:原子又は分子が励起状態から、エネルギーのより低い状態へ遷移することによって放出される光のスペクトル
(注4)演色評価数:演色性を数値として評価する方法を国際照明委員会(CIE)が定めている。試験色として15色の物体色が定められており、基準の光で照射した場合と試験光源で照射した場合の色ずれ量が数値化されている。基準の光の下での色の見えかたをどれだけ忠実に再現しているのかを表し、100が基準の光との色ずれがないことを示す。

本件に関するお問い合わせ先

日亜化学工業株式会社
広報担当
代表TEL:0884-22-2311
FAX:0884-23-7717