ニュースルーム

TOP > ニュースルーム > 製品関連 > 照明用パワーLEDの開発について

照明用パワーLEDの開発について

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、代表取締役社長:小川英治)は、今般、当社従来品の10倍以上の電力を投入できる高出力の表面実装型LEDパッケージについて、次の通り、タイプの異なる2種類のパッケージ1.樹脂不使用の気密封止型と2.レンズ付き樹脂封止型(開発品番;1.NCCU001 2.NCCx002)の開発に成功いたしました。今後、5月にサンプル品の出荷を開始し、年内から来年にかけ月100万個体制を構築し、市場を開拓していく予定であります。

LED(発光ダイオード)は、半導体チップに電流を流すことによりチップそのものが発光する製品でありますが、通常は電流を投入すればするほど発光量も比例的に向上します。しかし、その一方発熱量も大幅に上昇し、通常はLEDチップの封止樹脂の劣化が激しくなることから、あまり多くの電流を流せないことがネックとなっておりました。

そこで、樹脂不使用気密封止型は、上記問題点を解消するため、樹脂等の有機物を一切使用しない気密封止型構造を採用し、高信頼性、高寿命パッケージを開発したものです。これにより、世界初となる定格500mA時の発光波長は380nm、発光出力は100mW弱の高出力紫外LEDを実現致しました。パッケージの熱抵抗Rth(j-c)は約15°C/Wと従来品の熱抵抗より約1/10の軽減を達成しました。寿命はおおよそ100,000hを想定しております。なお、同製品のサイズは10.0mm(W)×10.0mm(L)×2.3mm(H)となっております。用途としては、工業用装置類、分析装置類、医療用機器等への展開が期待されております。

一方、レンズ付樹脂封止型は、11.2mm(W)×7.2mm(L)×6.0mm(H)サイズのレンズ付樹脂封止型構造を採用いたしましたが、上記問題点を解消するため、銅の大型放熱板を組み込むことによって熱抵抗を大幅に低減することに成功いたしました。定格電流350mA時の発光色は白、青、青緑、緑色のいずれも実現されており、光束はそれぞれ 23lm,7lm,28lm,20lmであります。また、パッケージの熱抵抗Rth(j-c)は約8°C/Wであり、従来品の熱抵抗よりも約1/20に軽減されております。寿命はおおよそ50,000hを想定しております。光学レンズ形状であることから交通信号、ディスプレイや照明用途等への展開が期待されております。
いずれの製品とも1mmスクエアのInGaN系LEDチップを搭載し、パッケージあたり1~2Wまでは電力投入可能であります。またリフロー対応製品になります。当社は、これら新製品の投入により、照明分野向けの新たなニーズを掘り起こすものと期待しています。

本件に関するお問い合わせ先

日亜化学工業株式会社
広報担当
代表TEL:0884-22-2311
FAX:0884-23-7752