磁性材料(SmFeN)

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設計の自由度を変える、新しい磁性材料SmFeNという選択肢 

形状・磁力デザインの自由|コーティング不要|高磁気特性(0.85T)|重希土類フリー|高い信頼性

NICHIAの磁性材料は、Nd・重希土類不使用のサマリウム鉄窒素(SmFeN)異方性ボンド磁石材料です。材料調達や磁石設計における新たな選択肢を提供します。磁粉と樹脂を組み合わせるボンド磁石ならではの高い形状自由度と磁力デザイン性を備え、磁石の形に依存しない設計、用途に応じた最適な磁気特性を実現します。創業以来化学メーカーとして培ってきたコア技術を活かし、NICHIA独自の高性能なボンド磁石材料を提供、高性能な磁石の実現とその先の技術の進化に貢献しています。

異方性ボンド磁石とは

NICHIAのSmFeNボンド磁石でできること

高い磁気特性が支える適用用途の広がり

ボンド磁石で最高レベルの磁気特性(0.85T)※開発品

製品設計を柔軟に

製品デザインに合った磁石の設計へ

工程を短縮

一体型で成形可能
水中使用でも防錆コート不要

周辺部材への影響を低減

磁場のデザインにより他部品への影響減

NICHIAのSmFeNボンド磁石でできること

NICHIA SmFeN異方性ボンド磁石材料の特長

ボンド磁石の中でも高い性能

異方性ボンド磁石材料の中でも優れた特性をもつ、NICHIAのサマリウム鉄窒素(SmFeN)異方性ボンド磁石材料。優れた磁気特性や耐環境性により、モーター・センサー等を中心に、これまでボンド磁石では適用が難しいと考えられていた様々な用途への展開も可能です。その性能を支えるのは、NICHIA独自の磁粉です。長年粉体を扱ってきた化学メーカーであるNICHIAならではの技術が基盤となり、今後のさらなる高性能化へとつながっていきます。NICHIA SmFeNボンド磁石は、電動化ニーズの高まりや省エネルギー化に貢献していきます。

高性能な磁粉を実現するNICHIAのコア技術について

ボンド磁石の中の特性比較レーダーチャート

ボンド磁石の中の特性比較レーダーチャート

ボンド磁石最高クラスの磁力

NICHIA SmFeNボンド磁石は、ボンド磁石として最高クラスの0.85Tを達成(開発品)。
従来のボンド磁石に比べ、磁石の小型化を実現します。さらには磁束設計の最適化で、必要な部分にのみ磁束を集めれば、NdFeB焼結磁石と匹敵する使い方も可能。同体積なら、NdFeB焼結磁石に比べおよそ20%の軽量化を実現します。さらなる高性能化のため、NICHIAはこれからも走り続けます。

ボンド磁石最高クラスの磁力

水中でも錆びにくい、高い耐食性

NICHIA SmFeN磁石は、「希土類磁石にはコートが必要」という常識を覆します。
オリジナルの磁粉製法で水中でも錆びにくい磁石を実現。磁石そのものへのコーティングは不要です。製品設計時も、コートや封じ込めの厚みを考慮することなく柔軟な設計が可能です。

水中でも錆びにくい、高い耐食性

塩水試験

高い耐熱性

NICHIA SmFeN磁石は、重希土類不使用にも関わらず、耐熱性を必要とする製品にも最適な磁石です。
150℃大気における初期減磁は3%と、NdFeB焼結磁石(重希土類添加タイプ)と比べても優れた耐熱性を発揮します。また、150℃3000時間経過後の減磁は5%(初期減磁含む)と、長期的にも安定した磁力を実現します。

高い耐熱性

150℃大気中における磁束維持率
パーミアンス係数≒2

高い電気抵抗が叶える無駄のないパフォーマンス

NICHIA SmFeN磁石は、高いモーター効率をキープし、製品の省電力化にも寄与します。
高い絶縁性を誇る独自磁粉が、樹脂中で一様に分散しているため、ボンド磁石の中でも特に高い電気抵抗(100,000Ω・m)を実現します。これにより、渦電流の発生を抑え、磁界の発生や発熱を抑えます。

高い電気抵抗が叶える無駄のないパフォーマンス

安定した磁気特性

NICHIA SmFeN磁石は、温度変化の大きい、過酷な環境下でも安心してお使いいただける磁石です。
磁粉1粒ごとに施したNICHIA独自の耐熱コートが、磁粉を酸化劣化から守ります。磁力(Br)温度係数は-0.07ppm/℃、保磁力(Hcj)温度係数は-0.37ppm/℃と、温度変化に対して安定した磁石です。

安定した磁気特性

温度変化に対する表面磁束密度維持率
パーミアンス係数≒1

設計値を狙い撃つ、良好な角型性

NICHIA SmFeNボンド磁石は、「ボンド磁石は角型性が悪く、製品設計が難しい」という常識を覆します。
ボンド磁石の角型性が悪いのは、磁粉の粒子1つ1つの性能がまちまちであることが原因の1つです。NICHIAは粒子のサイズ・性能が均一になるようコントロールする独自の磁粉製法で、磁粉のばらつきを抑え、良好な角型性を実現しています。

設計値を狙い撃つ、良好な角型性

製品情報

射出成形用コンパウンド

NICHIAのSmFeN異方性ボンド磁石材料のラインナップをご紹介します。
使用温度・環境に併せた材料を各種取り揃えております。お気軽にこちらからご相談ください。

Aシリーズ

ポリアミド12(PA12)をベースレジンとした、NICHIA標準シリーズです。

ATシリーズ

ポリアミド12(PA12)をベースレジンとした、高保磁力・高耐熱シリーズです。

RTシリーズ

ポリプロピレン(PP)をベースレジンとした、耐水性に優れたシリーズです。

※開発品(Br:0.85T)についてはこちらからお問合せください。

特性一覧表

*各タイプの特性例を示します

シリーズ 樹脂 磁気特性 機械特性
Br Hcj Hcb BHmax 曲げ強度 曲げ弾性率 密度
kG kOe kOe MGOe MPa GPa g/cm3
T kA/m kA/m kJ/m3
Aシリーズ PA12 7.8 10.9 6.8 14.0 100 16 4.86
0.78 870 540 112
ATシリーズ PA12 7.6 15.0 7.0 13.8 90 15 4.81
0.76 1195 560 110
RTシリーズ PP 7.1 15.9 6.8 12.5 70 10 4.50
0.71 1270 540 99

技術情報

NICHIAは粉を扱うプロフェッショナル

粉砕フリーの磁粉製法・コーティング不要の磁石へ

化学メーカーであるNICHIAの歴史がはぐくむ、革新的な磁石。
磁石使用時に課題とされてきた、耐熱・耐食・強度。こうした課題の根本要因にアプローチし、NICHIAならではの強みの原点となるのが、その磁粉です。丸く、小さく、均一な磁粉1粒1粒に表面処理を施した、NICHIA独自の磁粉が、ボンド磁石、希土類磁石の在り方に、大きな変化をもたらします。

粉砕フリー

Q:異方性ボンド磁石とは

異方性磁石は、粒子一つひとつが磁化しやすい特定方向(磁化容易軸)を持つことが特長です。この向きを成形中に外部磁場で揃える(配向する)ことで、特定方向に強い磁力を持たせることができます。この配向設計により、用途に応じて磁力の方向や強さを最適化でき、「必要な場所に必要な磁力を出す」ことが可能となります。

お問い合わせ

NICHIAの磁性材料に関するご質問・ご相談は、こちらよりお気軽にお問合せください。

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