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ドイツの裁判所がEverlight社のLED製品による日亜YAG特許侵害を認める

2013年9月3日、日亜化学工業株式会社(以下、「日亜」といいます)が、台湾所在のEverlight Electronics Co., Ltd及び同社のドイツ子会社であるEverlight Eletronics Europe GmbH (以下、総称して「Everlight社」といいます)並びにドイツのディストリビューターであるFuture Electronics Deutschland GmbH及びREGO Lighting GmbH(以下、総称して「ディストリビューター」といいます)に対して提起していたドイツ デュッセルドルフ地方裁判所での特許侵害訴訟(Everlight社に対する訴訟につきdocket number 4a O 56/12、Future Electronics Deutschland GmbH に対する訴訟につきdocket number 4a O 59/12、REGO Lighting GmbHに対する訴訟につきdocket number 4a O 108/12)において、裁判所は、同日付けの判決にて、侵害が争われた白色LED製品に関し、Everlight社及びディストリビューターが日亜特許権 EP 936 682 (DE 697 02 929) (以下、「YAG特許」といいます)を侵害していると認めました。

裁判所は、日亜の請求を認め、差止、損害額計算のための情報開示及び損害賠償を命じる判決をしました。さらに、Everlight Eletronics Europe GmbH及びディストリビューターに対しては、顧客からの被疑侵害製品の回収及び、Everlight Eletronics Europe GmbH又はディストリビューターが所有し又は占有する被疑侵害製品の破壊を命じました(これらの判決は確定ではなく、敗訴者側が控訴する可能性があります)。

裁判所は、Everlight社に対しては、全てのEverlight社の被疑侵害製品、即ち6種類の白色LED製品(製品型番:SL-PAR38/B/P17/30/E30/ND、67-21/QK2C-B56702C4CB2/2T、67-21/QK2C-B45562C4CB2/2T、45-21/LK2C-B56702C4CB2/2T、45-21/QK2C-B45562C4CB2/2T、SMD Low Power LED 61-238/LK2C-B56706F4GB2/ET)がYAG特許の請求項1(YAG系蛍光体とGaN系青色LEDとの組み合わせ)を侵害していると認めました。

ドイツのディストリビューターであるFuture Electronics Deutschland GmbHに対しては、日亜は、SMD Low Power LED 61-238/LK2C-B56706F4GB2/ETを対象製品としており、裁判所によって侵害が認められました。また、ドイツのディストリビューターであるREGO Lighting GmbHに対しては、日亜は、S-L Cobra/T5 048DC/C/P10/LF/D50/ZNを内蔵するOL-Deluxe/QL2/P44/LF/D50/SR/M/CE/ZNを対象製品としており、裁判所によって侵害が認められました。

さらに、裁判所は、Everlight Electronics Co., Ltdによってドイツ連邦特許裁判所に提起された並行する特許無効訴訟を理由として被告が申し立てていた侵害訴訟手続中止の申立を却下しました。この特許無効訴訟(第1審:docket number 2 Ni 11/12)は日亜のYAG特許に対するものですが、まだ判決はされていません。

日亜は、デュッセルドルフ地方裁判所による今回の判決は、白色LED業界全体において極めて重要なものであると確信しております。

日亜は、今後も日亜が保有する特許及びその他知的財産権を保護するために、日亜の特許を侵害するいかなる企業に対しても、全世界において適切な措置を講じ続ける所存です。

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本件に関するお問い合わせ先

日亜化学工業株式会社
広報担当
代表TEL:0884-22-2311
FAX:0884-23-7752