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2025.5.7

Dominant社製LEDの商社による販売が特許侵害訴訟を受けて停止

2025年1月、マレーシアのLEDメーカーであるDominant Opto Technologies Sdn. Bhd.(「Dominant社」)の車載向けLEDの商社による販売が、日亜化学工業株式会社(「日亜」)が欧州統一特許裁判所で提起した特許侵害訴訟を受けて停止されました。当該訴訟において対象となり、販売が停止されたのは、以下3つのDominant社製LEDです。

当該訴訟は、日亜特許EP2323178に関するもので、この日亜特許は、優れた耐熱性・耐光性を有するLEDパッケージ用エポキシ樹脂に関する特許です。この特許技術は、高信頼性のLEDが要求される車載用照明においてとりわけ重要なものです。

2025年3月28日、統一特許裁判所のデュッセルドルフ地方部は、日亜と、当該訴訟の被告であって、Dominant社製LEDを販売したドイツの電子部品商社であるEndrich Bauelemente Vertriebs GmbHとの和解を承認する判決を下しました。当該和解では、Dominant社製LEDによる特許侵害に基づく日亜の請求が全面的に認められ、ドイツ、フランス、イタリア、オランダにおける上記LEDの販売の停止、回収及び廃棄、情報提供、損害賠償が実行されました。

なお、日亜は以下の国においてもEP2323178のファミリー特許を保有しています。
・日本、米国、ドイツ、英国、フランス、イタリア、オランダ、中国、インド、台湾、韓国

車載製品に対する特許侵害訴訟における近時の勝利は、日亜が知的財産の保護、特に車載市場における知的財産を保護する取り組みを強化していることを対外的に示すものです。技術革新を実現するリーダーである日亜は、技術革新を促進させるための堅固な知的財産ポートフォリオを有しており、その知的財産を保護する取り組みは日亜の競争力を維持するために不可欠なものです。

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本件に関するお問い合わせ先

日亜化学工業株式会社
広報担当
代表TEL:0884-22-2311
FAX:0884-23-7717