2025.5.14
当社の高出力深紫外(280nm)LEDが四国化工機様の食品・飲料用充填機に採用されました
日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義 以下「当社」)の高出力深紫外(280nm)LED(型番:NCSU434D)を搭載した、武藤工業株式会社製(本社:東京都世田谷区、社長:礒邊泰彦 以下「武藤工業」)の「UV-C LED殺菌装置」が、四国化工機株式会社(本社:徳島県板野郡、社長:植田滋 以下「四国化工機」)の「食品・飲料用充填機」に採用されました。
食品工場において、食品を充填するカップや包装・封入するフィルム、キャップには、菌による汚染を防ぐために、これまで主に紫外線水銀ランプを用いた殺菌が行われてきました。健康被害や環境汚染の懸念から、水銀を使用した製品に対する世界的な規制が進んでいますが、紫外線殺菌用途では水銀ランプの代替技術はないとされ、使用が認められていました。
しかし、近年のUV LEDの技術革新と、LEDの特長を活かした装置の開発により、この度、安全かつ環境に優しい水銀フリーな食品容器の殺菌が実現しました。
「UV-C LED殺菌装置」とカップへの照射イメージ
当社は今後も引き続き、より性能を向上させたUV LED製品の開発に注力し、さまざまな分野における水銀フリー社会や脱炭素社会の実現に向けて、社会問題の解決に取り組んでまいります。
なお、「UV-C LED殺菌装置」は、6月10日から13日に東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2025」において、四国化工機のブースで展示される予定です。
関連リンク:
・四国化工機プレスリリース
・武藤工業プレスリリース
日亜化学 製品情報:NCSU434D
ブログ:脱水銀社会実現に向けた当社の取り組み
動画:水銀ランプからUV LEDに置き換えるメリット -脱水銀社会の実現に向けて