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2026.1.14

当社製造ラインにおける水銀レスプロジェクトを本格始動

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義 以下「当社」)は、当社内で使用している水銀ランプをLEDに置き換える『水銀レスプロジェクト』を本格的に開始したことをお知らせいたします。
本プロジェクトは、「環境にやさしいものつくり」をコンセプトとし、2030年までに当社の製造ラインで使用している水銀ランプを全てLEDに置き換えることを目標に、LEDを搭載した装置を採用してまいります。当社では、そのために必要な技術開発も加速していきます。

<経緯>
昨今、健康被害や環境汚染の懸念から、一般照明用の蛍光ランプは2027年までに製造・輸出入の禁止が決定いたしました。一方、紫外線水銀ランプは、波長や出力等の技術課題があり代替が難しいとされ、現状では製造や輸出入が認められています。しかし、技術は進化しており、今後は同様に規制対象となることが予想され、水銀ランプに対する将来的な供給性が懸念されます。
当社は脱水銀社会の実現に向けて、代替光源となるLEDや半導体レーザーを独自技術により開発してまいりました。そしてLED を用いた照明の社内設置は早くに完了し、2020年頃からは、紫外線水銀ランプを使用する製造ラインでも少しずつUV LED化を進めてまいりました。そのような当社においても、高出力や高照度、多波長が必要な工程ではLED化は容易ではありませんでした。
当社では現在、水銀ランプを毎年合計で約714kW*駆動しています。推進活動を行っている当社が積極的にLED化に取り組む必要があると考え、本プロジェクトを立ち上げました。
*2024年の水銀ランプ購入実績より

<取り組み>
この度、本取り組みの先駆けとして、これまでLED化が実現できていなかった製造ラインで使用している紫外線水銀ランプの一部をUV LED光源に置き換えることができました。本装置は2025年11月より一部製造ラインで実運用を開始しております。UV LEDの出力向上に加え、光学技術を駆使することで課題であった高照度化を実現し、光源の代替が可能になりました。水銀レス化を加速し、さらには光源あたりのCO2排出量35%削減を達成、メンテナンス作業や光源交換頻度、水銀を含む廃棄物の削減にも貢献しています。

<今後の計画>
近年の技術革新により、当社のUV LEDは紫外線水銀ランプの代替技術として現実的な選択肢となりました。
今後は、水銀ランプを使用している露光や硬化などの全ての用途で光源置き換えに取り組み、引き続き脱水銀社会、脱炭素社会の実現を目指してまいります。
脱水銀に向けた当社の取り組みについてはこちら