2026.10.27
『全方向形標準LED』を開発、販売開始-全光束校正を支える次世代標準光源-
日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義、以下「当社」)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)と共同で、従来の標準電球に代わる新たな全光束標準光源として、「全方向形標準LED」を開発し、販売を開始しました。
照明光源において「明るさ」は重要な性能の一つであり、その指標として「全光束」が用いられています。長年、メーカーや試験機関では全光束値が既知である全光束標準電球との比較によって、照明光源の全光束が測定されてきました。しかし近年のLED照明の普及に伴う白熱電球の製造縮小・停止の影響は、既にこの標準電球にも及んでいます。
このような背景から、当社と産総研は、標準電球に依存しない新たな全光束標準光源として「全方向形標準LED」を開発しました。本製品は、可視光全域をカバーするスペクトル特性と全方向へ均一に光を放射する特性を兼ね備え、照明光源の全光束を高精度に校正するための新たな基準を提供します。また、全光束値約160 lmを実現しており、校正用途に求められる十分な光量を備えています。
本製品の提供を通じて、当社は照明計測のさらなる高度化と信頼性向上に貢献するとともに、照明産業および計量標準分野の持続的な発展を支えてまいります。

製品紹介ページ:標準LED