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2023.12.6

UV-B(308nm)LED、UV-A(330nm)LEDの上市予定のお知らせ

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義、以下「当社」)は、2024年3月にUV-B LED(ピーク波長308nm)とUV-A LED(ピーク波長330nm)の上市を予定しておりますのでお知らせいたします。

【背景】
紫外線照射装置の光源として使用されている高圧水銀ランプのスペクトルには、よく知られている280nm、 365nm、405nmに加え、308nmや330nm近辺の放射も含まれます。 当社はピーク波長280nm、365nm、405nmのUV LEDを既に量産販売しておりますが、今回308nmと330nmをラインアップに加えることで、高圧水銀ランプが発する紫外線を利用した全てのアプリケーションのLED化需要に柔軟に対応できると考え、製品開発を行いました。

【特長】
この度上市を予定しておりますUV-B LED、UV-A LEDは、ピーク波長308nmおよび330nmのLEDとしては業界最高クラス(当社調べ)の電力変換効率と放射束を有しております。また、ご好評を頂いております量産販売中のUV-C LED(ピーク波長280nm)と同一の3.5mm角パッケージを採用しております。これによって、同じサイズですべての波長域が揃ったLEDラインアップが実現し、様々な波長を組み合わせた灯具の作製や高密度での実装が可能になりました。

また、UV-B LED(ピーク波長308nm)の光は水銀ランプの代替技術だけでは無く、一般的にビタミンDの生成、植物の病気や害虫の抑制に効果があるとされています。今後医療分野、農業分野においても応用されることを期待しております。

【主な製品仕様(予定)】

【外観】

基板実装サンプルのご提供が可能ですので、当社担当営業または当社ホームページのお問い合わせ入力フォームよりお問い合わせください。

当社は今後も引き続き、より性能を向上させた紫外LED製品の開発に注力し、水銀フリー社会や脱炭素社会の実現、食料自給率向上などの社会問題の解決に取り組んでまいります。

【関連URL】
脱水銀社会実現に向けた当社の取り組み