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2026.4.22

ナトリウム灯色LED(1800K)の低誘虫性を確認
― 日亜化学と徳島県立農林水産総合技術支援センターが共同研究を実施 ―

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義、以下「当社」)と徳島県立農林水産総合技術支援センターは、当社のナトリウム灯色LED(1800K)の低誘虫性に関する共同研究を実施しましたので、お知らせします。本研究では、異なる色温度(CCT)のLEDが虫の誘引に与える影響を明らかにすることを目的に、ラボ試験および屋外試験の2種類の評価試験を行い、その結果、1800KのLEDで誘虫性が最も低いことが確認されました。

<試験概要>
1.ラボ試験
複数の色温度のLEDを用い、虫がどの光に誘引されやすいかを比較評価しました。試験では、全長100cmの直線状の試験空間の両端にLED①およびLED②を設置し、中央の放虫点から試験虫を放出。試験虫がどちらのLED方向へ移動・誘引されるかを観察・記録することで、各色温度のLEDに対する誘虫性を比較しました。

試験概略図:

※二峰型・緑型・紫外型の分類は、昆虫の分光感度(光に対する反応特性)に基づくものです。
詳しくはこちら:農業・食品産業技術総合研究機構「光を利用した害虫防除のための手引き

試験結果:
試験対象の色温度の中で、1800KのLEDが最も誘虫性が低いことを確認しました。

相対誘引数1(2700Kを100とした場合)を以下のグラフに示します。

2.屋外試験
実際の屋外環境において、色温度の異なるLEDに対する虫の誘引状況を評価しました。
試験では、地上約1mの高さにLED①およびLED②を設置。LED①の外側、両LEDの中間、LED②の外側の計3箇所の放虫点から試験虫を放出しました。放虫後、各LEDの周囲に設定した計測範囲(直径約1m)内に誘引された虫の状況を観察・記録し、比較評価を行いました。

試験概略図:

車載

試験結果:
屋外試験においても、1800KのLEDが最も誘虫性が低いことが示されました。

相対誘引数1(2700Kを100とした場合)を以下のグラフに示します。

ラボ試験および屋外試験のいずれにおいても同様の傾向が確認され、ナトリウム灯色LED(1800K)は、他の色温度のLEDと比べて誘虫性が低いことが明らかになりました。

当社は2026年3月、ハイパワーLED NVSW219GL2において、1800Kを含む低色温度ラインアップを新たに追加しました。本製品はセラミックス基板を採用することで高い信頼性を実現しており、高出力・長寿命を特長としています。道路灯をはじめ、雨風や温度変化などの影響を受けやすい厳しい屋外環境での照明用途に適しています。今回の研究の結果を踏まえ、ナトリウム灯色LEDのラインアップは、虫の誘引を抑えたい歩道や公園、建物の出入口周辺など、人が集まる屋外空間での快適性向上に貢献するとともに、自然環境に近接したエリアや、生態系への配慮が求められる場所において、環境負荷低減に寄与する照明ソリューションとしての活用が期待されます。

今後も当社は、人の安全性・快適性を確保しつつ環境負荷を低減する照明技術の開発を進め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

ナトリウム灯色LEDについての詳しい情報はこちら: ナトリウム灯色LED
製品に関するお問い合わせ先: お問い合わせ入力フォーム

Note:
1各試験で計測された虫の数の相対値
2NVSW219GLは当社型番です。